2022年5月18日水曜日

MacBookPro2017のSSDをアップグレード!

私が 外出時に使っているMacBook Pro(13-inch, 2017, Two Thunderbolt 3 ports)のストレージは購入時の予算の関係で128GBだったのですが、データは十GBしかないのに空き容量が無くなってきました。BigSueに上げた時も容量が足りなくていろいろ削除して何とかインストールしました。ただ、ただ、これでは実用性が無いので如何にかならないか調べたところ、


なんと「2017年製のタッチバーのないMacBook Pro」は分解出来てSSDの換装が可能だったのです!※但し、メモリ増設は直付けなので不可・・・です。
本体の裏側を確認すると6本の特殊なビスで組み上げられています。(つまり分解可)

そこで価格と先人が行った改造体験記を参考に思い切って手術を実施しました。

1.ストレージの選定
SSDを換装するMacBook Pro 13-inch, 2017はSSDのコネクタが特殊で、この頃流行りの小型のSSD(NVMe PCIe)はお値段は安いのですがそのまま換装できず、アダプタを介さないと取り付けができません。※アダプタは安いのでうまくいけば格安で換装できます。
ただ、このタイプの1TBSSDに換装しようとしてうまくいかなかったとのブログも見ました。

2.入手先
5月の連休中に終わらせたかったので、純正と同じコネクタ形状のSSD(512GB)を選択しました。円安のせいかこのタイプで2,000円ほど値上がりしていました。
いろいろなサイトを物色しましたが「AMAZON」しか選択肢がありませんでした。ただ、在庫が有って「Prime配送:お急ぎ便」が利用できたので九州でも1日半で届きました。

3.いざ作業開始
キットは小さなチョコレート用の小箱みたいな箱で届きました。
中身は512GBSSD、裏蓋こじ開け用三角治具(シリコンサクションクリップと言うそう。一見ギターの三角ピックに見えます)、裏蓋引っ掛け部抜き外し用吸盤、プラスチック外し治具(バールの様に見えます)、特殊ドライバ大・小核1本。作業マニュアル(英語です:イラストも多く難解ではありませんがGoogle翻訳等を活用しながら作業しても良いと思います)

3-1 服装に気をつける
分解時に静電気でロジックボードに損傷を与えないように、まず下着と服装を全て木綿のものに着替えておきます。※とても重要
※コレはロジック電圧が高かった「MacPlus」の改造時にも書かれていた事です。全ては自己責任なのですが、私は着替えました。
乾燥注意報が出ている日は作業しないほうが良いかもしれません。

3-2 養生テープかガムテープを用意 ※とても重要
10cm〜15cmほど用意し、裏返しで一周して粘着面がでた輪っかを作ります。
この輪っかに裏蓋と同じ位置に外したネジを置いていきます。6つのビスはすべて同じ小の特殊ドライバで外せるのですが、長さが違うのです。私はそれでも組み上げ時に危うく間違えそうになりました。

3-3
裏蓋のネジを外します。慎重に緩めていって、養生テープに貼っていきます。
ビスは小さいので慎重に緩めます。私の場合、ドライバの色が入れ替わっていました。外国産の物ってこんなものだと思います。不良品でないだけましです。

3-4 裏蓋をはずす
裏蓋の中心線の左右に蓋を固定するラッチがあり、吸盤を使って浮かせます。
マニュアルの写真と動画を参考にして作業します。吸盤で浮かしながら、バールのような治具を差し込みながら浮かしていきます。
無理をせず、どうなってるのかな?って探りながら浮くようになったら、次のステップへ進みます。
吸盤で裏蓋を排気口側を始点にして15度持ち上げて蓋を引き抜くのですが、なかなか難儀しました。私の場合「抜けないなぁ」とかやってたらいつの間にか抜けていました。
蓋が抜けたらロジックボードが丸見えになります。

3-5 SSDを交換する
赤で囲んだ部分が交換したいSSD。ここも特殊なビスで固定され、黒い強力なテープで固定されています。
ビスを緩める前に黒いテープを剥がします。私は奇麗に剥がす事はできませんでした。
テープが剥がしてからビスを緩め、取説の指示を観ながら治具を使って抜き取ります。
†この時幾つかの動画ではバッテリーに接続されているケーブルを外して、電源ボタンを使って放電させて交換していますが、私が購入したSSDキットにはそういう指示は記載されていませんでした。なので「自己責任」で電源関係は触らずに作業を進めました。
抜き取ってそのまま逆の手順で差し込んだら交換終了です。
†私はうまく差し込んで組み上げ直して電源を入れたら「?」が点滅し認識しませんでした。もう一回「バラシ」て確認したらコネクタがうまく差し込まれていませんでした。こういう失敗もあるので慎重に作業しましょう!

3-6 再組立て
SSDを固定したら15度の角度で裏蓋をヒンジに噛ませて取り付け、裏蓋を軽く押してラッチが掛かることを確認し、外した場所と同じ位置に「ビス」を固定していきます。
これで完成です。

3-7 電源投入
このMacBookPro2017は「BigSur」まで上げていたのですが、今回は立ち上げ方が悪かったのか、マニュアル通りに「command+option+R押しながら電源ON」を行いました。
すると「接続できるWiFiと接続KEY」の入力が促され、
指示通りにするとMacBookPro2017上に簡易のOSX Montereyがダウンロードされ立ち上がります。
ただ、このままではタイムマシンのHDDは認識しますが、換装した512GBSSDは認識されていません。メニューにあるディスクユーティリティを起動して「マウント」「イニシャライズ/フォーマット」(すぐ終わります)するとようやく使えるようになりました。

3-8 OSX Montereyをインストール
私が悪かったのか、「Monterey」で立ち上がっているので「BigSur」のインストールはできずに最新OSのMonterey」をネットからのダウンロードでインストールすることになってしまいました。
2時間41分とか表示されていますが実際はもう少し速かったですね。回線速度は60Mbps程度。100M契約だから良いほうだと思います。

3-9 Time Machineでバックアップしているデータの戻し入れ作業
バックアップしていたHDDからデータを戻したら作業終了!です。
OSX Monterey(Big Surも)になってから完全64Bitアプリしか動作しなくなりました。大概のソフトは動くのですがホントに古いアプリは捨て、新しく入れ替えるしか無い様です。

3-10 起動して動作確認
512GBにして128GBSSDに比べて格段に起動が速くなりました!5年前のCPU(i5,
16GB_RAM)で、しかもM1CPUとのファットバイナリのOSでもあるにも関わらず、使用感にだるさはありません。
これ以上OSがバージョンアップできないとしてもまだ数年以上使えそうです♪

†あくまでも自己責任で行いましょう!
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