2019年9月23日月曜日

どれを信じてよいのやら・・・

電子工作は部品の確認をして、組み立てないとうまく動作しなかったりとんでもないことが起こります。
オーディオ帯域でのCWフィルターを作るときなどは定数が重要な要素となるので部品の選別は欠かせないのですが
フィルムコンデンサ(1μF)
左上約6,500円で買った実効値テスター(秋月電子:中国製OWON:B35T)
右上約2,000円で買ったLCテスター(Aitendo:中国製FTIKE:A6243L)※FLUKEではない
下中約2,000円で買ったトランジスタテスター(Aliexpress:中国製
B35Tは実効値表示、BluetoothでのiPhoneでの連続測定や記録が可能で便利なのですがインダクタンスの測定ができません(T_T)
A6243Lは外見は違うのに同じ型番の製品が複数売られています。外観は違うものが秋月電子でもDM6243として販売されていました。
トランジスタテスターは電源を入れるだけでトランジスタやダイオードの基本的パラメーターや抵抗、コンデンサ、インダクタンスの測定ができるのが特徴の製品ですが2,000円で色んなものがAliexpressで売られています。
上記はまぁ、そこそこの値を示していると思いますが、どれが本当の値に近いのかわからなくなってしまいます。
これがインダクタンスになると
全く違う値です、でも実験によってA6243Lの値のほうが近いのではないかと思います。
トランジスタチェッカはトランジスタのパラメータを測定したときでもPEAK社の半導体アナライザ(DCA75:12,700円)での値と大きく違っており、簡易の確認にしか使えないレベルです。(とっても簡単なので便利なのですが・・・)
LCテスターも安くても秋月価格で6,000円以上する製品を買ったほうが良さそうですね。
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2019年9月22日日曜日

CW用オーディオフィルターの実験5

一応、そこそこ使えそうなAF帯域でのCWフィルタはできましたが、「トロイダルコアに0.3φECW線を巻く」という作業が苦行の何者でもないです。途中で何回巻いたかわからなくなります。(T_T)コアにも爪を光らせるマニュキュアを塗っておいたりと結構手間がかかりました。
そこで、もっと簡単にできないかと、サトー電気(川崎市)の部品通販のパーツを見ていたら面白そうなコイルを見つけました。
43mHなら使えそうに思えたんですね。このコイルはよく調べるとコモンモードチョークコイルと呼ばれるもので
村田製作所の製品です。
これなら実験できると思って、取り寄せてみました。
コモンモードィルター PLA10A4330R3R02  43mH 350円(税・送料別)
よくわからないので2個買いました。
そしてインダクタンスを測定してみると
・・・・・72mH !!・・・・・・45mH近辺どころではありませんでした。
端子をよく見るとハンダ処理で仕上げていましたので、
ほどいてみることにします。
トロイダルコイルに巻くより解くほうが簡単ですが、何巻解いたのか覚えていません、少しずつ解いて45mH近辺に持っていきました。
ところが、「測定器において何を信じたら良いのか問題」が発生しました(T_T)

そこから解決していきたいと思います。 73

2019年9月17日火曜日

CW用オーディオフィルターの実験4

とりあえず組み上げてケースに組み込みました。
IN - OUTのケーブルコネクタの作り方が悪かったのが測定結果が不安定だったのですが、何度かやり直して、やっと安定しました。細すぎるケーブルも困りものです。
測定結果が
何故か2KHzがノッチのように切れていますが、儲けものですね\(^o^)/
動作チェックで、ヘッドホン端子から取り出して聴き比べしたのですが、IC-756PROのDSPフィルタ300Hzのとき、結構折返し雑音で独特の音が聞こえるのですが、かなり減衰されて聞きやすくなりました。
次は違うコンポーネントで作ってみることにします。

2019年9月9日月曜日

CW用オーディオフィルターの実験3

トロイダルコアに手巻きしたコイルがそこそこの値だったのでどういう特性になるのか確認してみました。
ハムフェアの「AKC」のブースで購入した「e-scope 3-in-1プローブアダプタ」を組み立てました。注意点があるものの低域での使用なら自動でスイープできるので便利です。
「e-scope 3-in-1」は240円のアプリで、+240円のオプション購入でスイープ機能が使用できます。
LTspiceでのシミュレーション結果はこのようになりました。
600Hzで若干の凹みがありますがそれなりの特性が得られています。
これに600Ωで1:1のトランスである山水ST-71(橋本電気)を無線機との回り込み防止のために組み込んでみました。
自動でスィープしてくれますが、比較用に600Ωの抵抗で校正をかけます。今回は200Hzから5KHzまでを測定してみました。
↓600Ωの抵抗で校正データを記録しておいて測定します。
校正前                     と                 校正後
600Ω抵抗でのリファレンスを適用すると右のデータに補正されました。クロップしたので軸が出ていませんが、2段目の水平線が0dBになります。
気をつけておきたいのはクロストーク補正です。ここを赤くしておく必要があります。

600Hzでのフィルターなのに山谷ができてしまい、肝心の周波数が凹んでしまっています。何か対策を考えないといけません。
LTspiceにST71のトランスとしてのデータが見つかったので計算し直してみました。
実験結果よりかは酷くないものの、800Hz近辺でピークが出ていますし600Hzが引っ込んでいますので、同じような結果と言えるでしょう。
せっかくピーピーいう高い音を切りたいのにこれでは役に立たないです。
もう少し考えないといけません。
そこで、41mHと45mHのコイルを入れ替えてシミュレーションしてみました。
600Hz近辺でピークが出るためこちらの方がまだマシですね・・・・
やりかえてみます。
ハタ!と思ったのですがパッシブな回路なので、信号の入力と出力の入れ替えで測ればいいんじゃないかと思って、
RCAのコネクターを入れ替えて計測
山の凹凸が入れ替わりました!
比べてみます。比較が簡単にできるのが良いですね。
う〜ん(T_T)・・・
こっちのほうが良いと思いますが、600Hzあたりが凹んでいるのは変わりません。
LTspiceで定数を変えてみて探ってみることにします。
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2019年9月8日日曜日

第61回 ALL JA コンテスト結果\(^o^)/

第61回 ALL JA コンテストの結果発表が出ていました!
私は
電信電話部門シングルオペオールバンド XA
にノミネートして常置場所からの参戦(100W)しました。
このカテゴリーでは500W、1KWでも同じ土俵です。
結果は
47   JH6KOQ                   260 × 100 =      26,000  M(100W以下) 
ということで、部門エントリー269局中
47位でした\(^o^)/

いつも70位〜90位が多かったのですが久しぶりの50位以内に入りました。
CQ無しで呼びまわっての結果ですので、良かったです。
IC-756PROのバンドデータがPCにつながらないのでとっても面倒くさかったです。
QSOしてくださった各局様、ありがとうございました。73

2019年9月7日土曜日

ハムフェア2019に行ってきました

土曜日の仕事が終わってから最終便でハムフェアに向かいました。
折り返し便の到着が30分遅れたため出発が遅れて、なおかつ羽田着陸が指示待ち渋滞で30分旋回したため宿についたのが23時前・・・(´・ω・`)
1日はいないだろうということで会場には11時過ぎに到着
会員証割引で入場・・・お目当ては数日前荷からBUZZっていた・・・
 
IC-705 !!
発売は来春らしいですが、フィールド運用をターゲットにした10W機
アンテナコネクタはBNCになっています。背面はICOMのハンディ機のLi-ionバッテリを装着するようになっていて、アンテナチューナーは搭載されていません。チューナー端子なるものがあるようなのでAT-xxxとか言うオプションも出るかもしれません。
※動画を貼ったつもりが静止画になっていたので修正しました。(2019.9.11)
それから、やっとDETA感がありますが
 
IC-PW2 1KWリニアアンプまだモックアップですが、かなりコンパクトのなりました。中央の液晶表示部は取り外してリモート操作できるようです。
YAESUの高級機もとっても気になります。
そしていつも気になっているのが、AZR-1000  AZDENのリニアです。
AC200V時1KWですがチューナーが入っていない分軽量コンパクト!13kg程度だそうです。LPFなどの切り替えはTRXのバンドデータで切り替わるので使いやすそう♪
もう一つ発売中の500WリニアAZR-550FZもAC駆動なのでQROには手軽そう。
といったところで、お買い物は悩んだ挙げ句
TDKの中型コアが10個1,000円でゲット!
それから「AKC」のブースで「iPhoneを使ったAF帯域スウィープ測定用アダプタ」を購入\(^o^)/これも1,000円
帰宅したら組み立てます!
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