2019年10月29日火曜日

1300MHzまで測定できるMINI1300 (3)

MINI1300を使ってVSWR測定は確認できたので、次はVNA端子を使っての測定を行いたいと思い、校正用のオープン、ショート、負荷の3つの状態で校正を行おうと思いたち、付属してきたチップ抵抗を使ってダミーロードをつくりましす。
ここで大きな勘違いを起こしてしまいました。
1.OSLキャリブレーションは単純にOPEN,SHORT,LOADの状態で校正すると思い込んでいたこと。実際miniVNAという測定器はそうするようです。
2.高い周波数(1300MHz)まで負荷抵抗を安定して作り出さないといけないことが難しかったことです。
まずチップ抵抗が小さすぎます。
基盤取付用のSMA-Jコネクタに工作するのですが、めちゃくちゃ小さいです。
テスターで50Ω示すことを確認してハンダ付け・・・
チップ部品の工作はやったことがなかったのでめちゃくちゃ難しかった!
出来た!ってことで確認したところ・・・(T_T)
スキャンしてみます・・・・
なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁっ!
って結果で使い物にならないものを作ってしましました(´;ω;`)
ということで作り直しです。
どうも基板取り付け用の”足”も周波数特性に影響を与えているようです。
とても硬いのですが4、思い切ってバチッ!って切り落として再工作。
ざっくりVSWR特性を確認してみました。
なかなか良い値をしましてくれました\(^o^)/
周波数スィープしてみました。
SWRとR&Xなんかを表示してみたグラフです。
800MHzに癖がありますがなんとか使えそうです。
このときにネット上でこのMINI1300の簡易取説を見つけることが出来、確認したところ校正用についてきたチップ抵抗は50Ωだけでなく、5Ω、300Ωの抵抗があって”5Ω=SHORT”、”300Ω=OPEN”して校正することがわかりました。
4個ずつ入ったチップ抵抗のテープが3個有ったのはこういった理由でした。
たまたま最初に確認したチップ抵抗が50Ωだっただけで、再測定したところ、5Ωと300Ωのチップ抵抗が確認できたのでした・・・・
完成前に撮影したのでOPENの抵抗がついていませんが
こんな感じで作りました。
5Ωと300Ωの特性は
ばらついていますが、やはり800MHz付近に癖があります。SMA-Jコネクタのクセでしょうか?
と、言うことでOSLキャリブレーションに取り掛かります。
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2019年10月23日水曜日

1300MHzまで測定できるMINI1300 (2)

MINI1300を購入したきっかけは1.2GHz付きの3BandGPの飛びが今一つに感じていたことが原因です。
アンテナをVSWR計でを測っても特に問題ない感じ(アンテナもVSWR計もそれなりに古いのでもうそろそろ買い替えかもしれませんが・・・)
ということでまず、144M/430M/1.2GのトリプレクサをMINI1300で測定したところ・・

(*_*)
これじゃ、飛びませんね。ちなみにジャンクですがプロ用のダミーで測定したところMINI1300が変な値を表示しているとは思えませんでした・・・
3BandGPの1.2GHz帯の特性は
で、そんなに悪い感じじゃないです。※GPアンテナのVSWR値は後で天気によって大幅に変化することが後でわかりました(T_T)。
急遽送料込で即納が可能なショップを流して、福井県の「中部特機産業」さんにYahooショッピングで注文!注文から受領までが迅速でありがとうございました!
そこで、新しいトリプレクサにダミーを接続して測定。(144M&430Mはオープン)
1295MHzやレピータ周波数はVSWR1.5以下で問題ないですね。
このトリプレクサにアンテナを測定して測定。
う〜ん、(・_・) メイン周波数周辺とかがVSWRが2近辺
トリプレクサが悪いというよりやっぱりアンテナも更新しないといけないですね。
これをVSWR計で測定すると1.1とか示すんですよね(T_T)
お金をためてアンテナ更新するかなぁ・・・
でも
144MHzと433MHzはバッチシなんですよね〜
次回はOSL校正トラブル記を報告します。
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2019年10月19日土曜日

1300MHzまで測定できるMINI1300 (1)

気になっていた1300MHzまで特性測定できるMINI1300を個人輸入しました。
Aliexpress経由で買うと、トランジスタだろうがテスターだろうがこれまで3週間かかっていたのですが今回はなんと(゚∀゚)!1週間で送られてきました!
今回は梱包もしっかりしていました。

送られてきたものは
本体とSMAP-NPコネクタ、SMAJコネクタ3個、5Ω、50Ω、300Ωのチップ抵抗が4個づつ。これだけです・・・マニュアル等はありません。自力で探すしかありません。
大きさはコーヒーカップと比較していますが、想像よりコンパクトでした。

意外と安く買えました
楽天ポイント検索でMINI1300をサーチしていたら、ここのところの円高と取扱業者のクーポンそして!なんと楽天リーベイト経由で購入すると「楽天ポイント」が貯まる!というのを知りました。\(^o^)/
なのでクーポン値引きが有って$185.88(送料込)それに1000円程度の楽天ポイントがついてきました!(初回500ポイントサービス+お買い物549ポイント) お得ですよ〜

実はこの測定器はオリジナル製品ではなく「EU1KYアンテナアナライザ(kit)」のパクリ製品が機能追加されていってオリジナルとは違うものになってしまったみたいです。
この測定器・・・USBポートが沢山あって別々の機能として存在しています。
上部の赤いボタン(3秒間の長押しで起動)の横のマイクロUSBポートは充電専用です。
そこにminiUSB端子がありここに接続すると外部機器として認識します。このポートはバージョンアップのときに使用するみたいです。
その横に2つのマイクロUSBポートがあり、1つは不使用。もう一つはマイクロSDカードに保存する測定結果画面(BMPファイル)がUSBメモリーのようにマウントされるので保存された画面データを取り出せます。その他まだ使用できないRJ−45端子やマウスかキーボードが繋げそうなジャックがあります。
色々立ち回りをしていたらローカルのOMさんからマニュアルが有ったよって教えていただきました。こういう測定器はOSLキャリブレーションと言って「Open・Short・LOAD」の状態で校正をユーザーが行わないといけない。ということがわかりました。
でもここで失敗してしまいました・・・(T_T)
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