2022年3月9日水曜日

IC-1201 感度改善計画

 1200MHzトランシーバであるIC-1201を入手して使っていますが、数年使っているうちに感度が低下、カーチャンクで何とかアクセスできていた約10キロ離れているレピータが聞こえなくなってしまいました。外出時にはハンディでアクセステストを行っているので、レピーター側に問題が無いのを確認しています。
いろいろ調べていたらJL1CZM局の「気ままに無線」というブログで広帯域のLNAを追加して感度の改善を図ったという記事を発見!参考にさせていただきました。
海外のサイトにIC-1201Aという輸出仕様の回路図が入手できます(というかこれしか情報が手に入りませんでした)。送受切替ぶから受信ブロック「受信部初段」に入力されています。
5Vと8Vの三端子レギュレータがあり、その横に受信部初段ユニットがあります。
受信部のTMP-Jコネクタは外側は真っ黒でしたが接触する内部は奇麗でしたのでノータッチです。
この前段にアマゾンで購入した中華製広帯域LNAを「受信部初段」に挿入しました。
調べると5V動作の製品ばかりだったのですが、「5V~12V」のLNAが有ったのでそいつをチョイスしました。電源電圧が高いほどゲインが出るようです。肝心の製品評価はどの製品も「動作しない」「効果が無かった」という書き込みが多いです。「どんな用途に使用したのか」分からない評価がほとんどないのでこれはもう「博打」です。

今回は元に戻せるようにコネクターで接続しました。コネクターは「TMPコネクター」と呼ばれる製品で、パーツ店でもほとんど流通していません。プラグを売っている会社を見つけましたが「ジャック」が手に入りません。
と、いう事で今回は「部品取り用ジャンク基板」をローカルのOMさんから譲っていただいて活用することにしました。
「購入したLNA」にはSMAのジャックがはんだ付けされているので、入力をジャンク基板からの「TMP-J」に換装。出力側は「TMPプラグ付ケーブル」の端を先バラにしてはんだ付けしました。電源部は「5V」か「8V」か迷ったのですが参考にしたブログの方が「8V」を使用していたのでそれに倣って、なおかつ少しだけ「ゲインを下げるのと逆接防止」の意味合いでダイオードを挿入して0.6V下げて「7.4V」としました。
コネクタは真っ黒だったので「さび取りつや之助」で磨いて、無水アルコールでふき取りました。中古のケーブルもテスターで絶縁と導通を確認して使用しています。
追加した「LNA」基板は薄い「プラ板」で絶縁して「受信部初段」のフィルターの上に張り付けています。
結果、見事に「効果が有り!」アクセスできなくなっていたレピーターにアクセスした「カーチャンク」が受信できました。届いていたので良かったです。
ただし、副作用も大きいです。
「Sメーターが常にS9で振れっぱなし」で、「レピータのID受信がフルスケール」という結果になっています。
とりあえず使えるようになったのですが、「感度が上がったと同時にノイズも20dB以上増加」したという事です。もう少しだけ増幅度を下げたいですね。
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