2023年3月26日日曜日

AKC配布の外付けSSB向けフィルタ「ESPF02」を作る

昨年のAKC(アマチュアキットクリエーターズ)のJH4VAJさんから「外付けSSB向けフィルタ」が頒布されたので購入していました。個人的にとても時間が出来たので製作して、ついでに特性を測定してみました

内容は組み立て式のプラスチックケースと基板、スイッチ、ジャック、抵抗、インダクタです。

基板は不思議な格好をしていますが、ケースのフロント/リアパネルもこの基板から切り離して使用する設計になっていました。すごく考えられています。鈴蘭堂やサンハヤトがインスタントレタリングから撤退しているので黒系のケースだと白の名入れがほぼ無理なのですが、基板アートのネーム機能をうまく使ってパネルにきれいに表示できます。ニッパで基盤を切り離してヤスリでギザをきれいにしておきます。基盤のパターンにはめっき処理が施されていますがハンダの乗りがあまり良くないので前処理としてフラックスを塗っておき、作業がすべて終わったら洗浄液でふき取ります。

一応、コンデンサ、インダクタの測定をしてみました、こんなゴマ粒の積層セラミックで10μFとか信じられませんね。ロットで頒布されているので1個問題無ければ他のものも大丈夫なはずです。実際誤差はあるものの使用に関して問題ありませんでした。
ダイソーで買った離した状態で挟むピンセットを折り曲げてチップ部品取り付け用の治具として使っています。強く斜めに力が入るとチップ抵抗やチップコンデンサが飛んで行ってしまうので便利とはいえ要注意です。説明書きにある注意事項やノウハウをよく理解して組み立てます。
レタリングもカッコいいですね。
HANTEKの70MHzオシロで測定してみました。本当は「eSCOPE3in1」と言うiPhoneアプリとVAJさんが配布した測定アダプタで自動計測するはずがうまく動作せず、調べてみたらiOS16になってアプリが動作不良となってアプリも配布中止になっていました。早く回収されることを望みます。
という事でオシロで点々法で測定したのですが、「eSCOPE3in1」の測定周波数通りに測定したら2日掛かってしましました。次回もっと手抜きします。
結果は
負荷は8オームの抵抗として抵抗に現れた電圧比です。スルーの時より低い周波数でも若干損失があるのはジャックとかスイッチの接触のせいかもしれません。1KHz以上の音を下げて聴きやすくしようという設計意図が良くわかります。
73

0 件のコメント:

コメントを投稿