ハムフェアの「AKC」のブースで購入した「e-scope 3-in-1プローブアダプタ」を組み立てました。注意点があるものの低域での使用なら自動でスイープできるので便利です。
「e-scope 3-in-1」は240円のアプリで、+240円のオプション購入でスイープ機能が使用できます。
LTspiceでのシミュレーション結果はこのようになりました。
これに600Ωで1:1のトランスである山水ST-71(橋本電気)を無線機との回り込み防止のために組み込んでみました。
自動でスィープしてくれますが、比較用に600Ωの抵抗で校正をかけます。今回は200Hzから5KHzまでを測定してみました。
↓600Ωの抵抗で校正データを記録しておいて測定します。
校正前 と 校正後
気をつけておきたいのはクロストーク補正です。ここを赤くしておく必要があります。
600Hzでのフィルターなのに山谷ができてしまい、肝心の周波数が凹んでしまっています。何か対策を考えないといけません。
LTspiceにST71のトランスとしてのデータが見つかったので計算し直してみました。
実験結果よりかは酷くないものの、800Hz近辺でピークが出ていますし600Hzが引っ込んでいますので、同じような結果と言えるでしょう。
せっかくピーピーいう高い音を切りたいのにこれでは役に立たないです。
もう少し考えないといけません。
そこで、41mHと45mHのコイルを入れ替えてシミュレーションしてみました。
600Hz近辺でピークが出るためこちらの方がまだマシですね・・・・
やりかえてみます。
ハタ!と思ったのですがパッシブな回路なので、信号の入力と出力の入れ替えで測ればいいんじゃないかと思って、
RCAのコネクターを入れ替えて計測
山の凹凸が入れ替わりました!
比べてみます。比較が簡単にできるのが良いですね。
う〜ん(T_T)・・・
こっちのほうが良いと思いますが、600Hzあたりが凹んでいるのは変わりません。
LTspiceで定数を変えてみて探ってみることにします。
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